「遠友夜学校」に学ぶ”遠友再興塾”
新渡戸稲造夫妻が創設した遠友学校の精神を学ぶ

プロフィール

Author:遠友再興塾
札幌の誇り、教育の基、文化の香り、遠友夜学校の再興を目指す”遠友再興塾”
<遠友再興塾・事務局>
〒060-0053札幌市中央区南3条東3丁目マルキン本社ビル5F
〇連絡先
Fax:011-894-5530
mail:inazo@utopia.ocn.ne.jp 
📱:090-2699-4392
担当:木村良三(イナゾーアーキテクツ)



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遠友ウオーク報告

7月18日旧新渡戸居宅跡を起点とし、遠友夜学校跡地まで9ヶ所を巡る”遠友ウオーク”を
4.5Kの道程を総勢33名で約2時間で落後者もなく無事終えました。
遠友ウオークMap3
遠友ウオークMap5

遠友ウオーク2時計台A大友亀太郎道標里クラーク旧宅二条市場遠友ウオーク志村吉田茂八の碑遠友夜学校跡地昼食
皆さんあたらしい発見があったでしょうか?
参加の皆さまお疲れ様でした。
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何故「遠友夜学校」は札幌の誇りか?

新渡戸稲造が国際連盟事務次長として成立に尽力した一つに1924年の「子どもの権利に関するジュネーブ宣言」があります。

「人類はその子どもに対して最高のものを与える義務を負っていることを認識し、人種・国籍・信条のいかんを問わず、次のことを義務」とするとのべ、初めて子どもの権利を宣言しています。

此の宣言は時を経て幾つもの人権宣言、人権規約を積み重ねられ1989年の国連総会で満場一致で採択された「子どもの権利条約」となって結実するのです。

「子どもの権利に関するジュネーブ宣言」の30年前、「子どもの権利条約」の95年前に既に私達のまち札幌に世界の魁として「遠友夜学校」が在ったのです。

そのことが当時の生徒募募ビラに“世界で一つの学校。これ程どんな人でも入れる学校はありません”とあり、これが教育の基いであり誇りなのです。

「遠友夜学校」はあるべきところで私たちが護り続けなければならない札幌の誇りなのです。

[続きを読む]

”帰郷”

昭和6年の”帰郷”を「北海タイムス」は「日本一、世界一の校長・・・新渡戸博士と遠友夜学校」という見出しでつぎのように報道した。

 「日頃寫眞に見、噂に聞き日本一いな世界一の校長さんと有難く誇りとし長い間憧れてゐ我等の校長さんが札幌に着く、校旗を押し立て驛頭にお迎えした時”御苦勞さん”と云ったそして溢れる様な慈愛の眼、それで充分感激の心で一杯だったのに、連日連夜の講演にお疲れの身でわざわざ學校を訪れそれも一つ一つ教室の隅から隅までめぐって我等の勉強振りを見て下さった。電灯の光を手影にしてゐる生徒のそばに行ってはやさしい御注意であらう。
家が貧乏で晝間は八時間も十時間も一人前に稼がねばならず勉強したくても學校に上れない自分達がこうして一通り讀書きを覺えたのも元々はみんな此の校長さんのお陰ではないか、中には三十六といふ阿母さんみたいな年で尋常二年生のお勉強をしてゐる人さえあるそれも一日や二日の事ではない明治二十七年から今日まで三十九年といふ長い長い間の兄さんも姉さんもあそこの叔父さんも叔母さんもその卒業生の数がもう七百名以上にもなってゐるのだといふ。

校長先生をお迎への言葉を述べた總代の生徒は到頭涙に咽んでしまひ二百名からの下は十才から上は四十近くまでの全部の生徒は鼻をすすり来賓の人ももらひ泣きをしてしまった。

 十八日豐平橋畔札幌遠友夜學校に新渡戸博士が校長さんとして二十二年ぶりに歸って来たその夜の光景であるが今の世にもこんな美しい世界があるものかと感動の外はなかった。」

この感動は何だろう

学問より実行―新渡戸校長のお話―6

長く話しをして時間を取るのも如何かと思ふから本校の始めて出来た時の心持を一口に云へば犠牲と云ふべきである。孤児が金をためたものを敢て本校の為でなかったかも知れないが、食べ度いものも犠牲にしてためたのだ、又家内も二千円で三越で着物を買へば立派なものが買へ、又余る程着物があるのではないが之は学校の為だと思ひ我慢して出した。又此處においでの先生も外の事で時を過せば過せるのに皆様の為に何かお務が出来るかと来て下さる。又寄附をせられる方々も額の如何を問はず使ひ道がある可金を出す世の中美しい。自分が一個の為のみでは世の中は存在しない、人の為と思へばこそ嬉しい。故に此の学校の関係者の心も考へ親達の意を考えへ、即ち遠友の意を考へ、若い中にも学校の内でも自分の出来る事なら人の為にする。学校を出てからも尚如何にせば世の為人の為になるかを考へ、何事によらず人の心の表れだから、学校の歴史、先生のなさる事又学校を助けてくれる人や学校の何背かぬ様互いに心掛け、唯に本を読み算術をするのが学校の仕事と思はず、人格を養成し明るい気分の人を養ふ事が目的である。

今日は始めて会った、何かお土産をと思ったが待て学校へ行って見て何か必要なものがあればと土産に代へようと手ぶらで来ました。
先生のお話では本がいいと云はれたので若し諸君が読むなら五十冊や百冊は余って居るから余りむずかしくないものを記念に送ります。充分に利用して下さい。但し読書には注意して眼を大切にして下さい。

私も相当な年輩になっているがニ十年たてば又来ませう。丁度其の時は此處においでの方も立派になって居るだらう。再会を楽しみにして今日は御礼を云ひます。

※この講話の後教員室で他の三枚ととも揮毫されたものです、
それは本来、感激の来校講話された跡地にあるべきものではないでしょうか?
学問より実行学問より実行
何人にも悪意を何人に対しても悪意をいだかず、すべての人に愛をもって
※新渡戸精神を体現した「遠友夜学校」を凝縮した講話であり、当時(昭和6年)録音機器の無い時代この講話を書き留めていただいた事に感謝したい。
※カテゴリーからですと1から連続して読めます。


学問より実行―新渡戸校長のお話―5

此の部屋へ来たら此處(リンカーンの写真)を見なさい、リンカーンは貧乏な子供の時には藁を寝台として藁をかぶり靴もはかずに過ごした。学問したくも学校なくペンもインクもなかった、或は薪を裂き白い所に小枝を取って来て焼き黒くしてはペンの代りとし手本を置いてABCを習った。今日の行き届いた教育から見れば如何してこんな事で字が覚えられるのかと思ふが行き届かない所に教育がある。余りに行き届いた所には却って教育が行届かぬ。私の米国の知人に行届いた学校の物理の先生がある「此の線と線とを合はすとピカッと光るょ」と先生が云ふと生徒は皆んなアッと口をあけて見て居る。まるで手品かなんかみたいだ。もう一人の知人は行届かぬ学校の先生で「お前硫酸を買ってこい」「硫酸は何処で売っているでせうか」「鍛冶屋にも八百屋にもない、お前考へて買っておいで」「針金を買っておいで」「買ったことありません」「それではいいあんばいだ、太さ長さを見はらかって買っておいで」此の様に生徒に皆んなやらせる、一寸見ると前の方がいい様だが設備のよい所では口をあく、不設備の所では今云った如く銘々でやる。「あの針金は俺が買って来たのだ」と銘銘が其の成行を見守る、遠友は殊の外設備が悪いと云ふのではない、成るべくは良くしたいがそれよりも大事なのは皆の心だ。物理なり動物の実験をする時見るものはよく見、する事はよくする、此処に教育の本当の事がある。
エイブラハム・リンカーン
学問より実行は"こころ"


友人より

・・・・・・私たちが海外で日本人だからということだけでその土地の方々から信頼され、安心して生活出来ているのも、偏に新渡戸稲造をはじめとする先達が日本人としての範を示してくれたおかげだと思い感謝しています。
そういう意味からも是非とも遠友夜学校のような先人の精神・業績の証は将来の若者たちのためにも護っていかなければならないと思います。
この度はご丁寧に「神武・海道東征」特集をお送り頂きありがとうございます。
・・・・・・・エジプトもそうですが、いま日本の古代のことの方が一番興味を惹かれす。ありがとうございます。
今後の記事が楽しみです。・・・・・・・・・・
今エジプトは断食、ラマダンが始まったばかりです。一年で一番暑い、また一番昼の長い時期のラマダンですので、日の出から日没まで飲食が出来ないのは大変なことです。・・・・・・・・・・

中村(在エジプト)

遠友夜学校と札幌市の同意書

同意書1
同意書2
同意書3
同意書4
同意書5

札社第193号
昭和37年2月14日
 財団法人 遠友夜学校理事長 半沢 洵
 札幌市長 原田 輿作
旧道立中央児童相談所敷地の利用計画について
貴法人が所有しております、南4条東4丁目の敷地を貴法人から提供を得られれば、法人の歴史的経緯を諒承し、青少年の健全育成を目的とした施設を設置する計画でありますので、無償提供方御配慮願いたく御依頼申しあげます。

施設設置計画内容
1、青少年の情操教育及び生活指導又は青少年のグループ活動の育成を目的とした施設を設置する。
(例青少年の会館、勤労青少年会館等)
2、保護に欠ける児童の保育所を設置する。
3、前2項の施設後の空き地に児童の遊び場を設置する。
4、新渡戸先生並びに遠友夜学校関係の業績を記念顕彰する施設、設備を、市と財団とで協同して設置する。

昭和37年3月31日
 札幌市長 原田 輿作 殿
 財団法人遠友夜学校 理事長 半沢 洵
寄付申立書
本法人の所有する土地(札幌市南4条東4丁目1番地丙521坪)については法人解散の認可を得た後次の条件を附して寄付いたします。
 記
寄付条件
昭和37年2月14日札社第193号をもって貴殿より御協議のあった、施設設置計画による。

旧遠友夜学校跡地 施設計画案
同意書
財団法人札幌遠友夜学校(以下「甲」という。)の解散に伴い、甲は、甲の所有する末尾記載の土地を札幌市(以下「乙」という。)に寄付し、乙がこれを受理するにあたり、その使用目的について下記のとおり乙に申し入れ、乙はこれに同意した。
 記
札幌遠友夜学校は、故新渡戸稲造氏が札幌市における勤労青少年の健全育成を目的として創立し、経営を行った歴史的経緯を尊重し、その施設は札幌市勤労青少年の健全育成を目的とした施設の用地に限り使用すること。
上記同意事項を証するため、本書2通を作成し甲、乙記名押印の上、甲、乙各1通を所持する。
昭和42年8月30日
 甲 札幌市北6条西12丁目
    財団法人札幌遠友夜学校
    清算人代表 高倉 新一郎
 乙 札幌市長 原田 輿作
土地の表示
札幌市南4条東4丁目1番地丙
 1.721.61平方メートル(521.7坪)




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